楽天が新しい携帯会社として参入することを発表しました。
今までも楽天モバイルを提供してきましたが、違いはどうなのか調べてみました。
そもそもキャリアとMVNOの違いとは
現在、携帯電話会社として存在するのはみなさんご存知のドコモ、au、ソフトバンクの三社です。キャリアとも呼ばれているのを聞いたことがあると思います。
この三社は自社で回線を持ち携帯電話の通信サービスを提供しています。
それに対してここ数年徐々に人気が出てきたのが格安SIMというサービスです。格安SIMはMVNOとも呼ばれます。
格安SIM会社は自社で回線は持たずに、上で説明したキャリアの回線を借りて通信サービスを利用できます。自社で回線を持たないのでコストが安くおさえられるというわけです。
格安SIMはDMMモバイルやUQモバイルなどが有名ですが、楽天モバイルもその一つです。実は私も楽天モバイルを利用しています。価格の安さと楽天市場での買い物時にポイントが倍増するなどのメリットで楽天モバイルを選びました。
ちなみに私の月額基本料金は1,600円(税別)です。3.1GBプランです。
楽天モバイルは2017年12月現在で140万人が利用しているそうです。これは格安SIMのトップシェアを誇ります。さすが楽天、強いですね。
楽天新キャリア誕生で楽天モバイルはどうなる?
その楽天モバイルユーザーとして今回気になったのは、新キャリア誕生で楽天モバイルの立ち位置はどうなって行くかということ。
今回発表された楽天が新規参入する事業は「新キャリア」、既存のMVNOが「楽天モバイル」です。なんだか混乱してきましたね。
キャリアを名乗るからには今までの楽天モバイル価格とは料金プランが異なることは決定的だと思います。
その分サービスの向上はして行くのでしょうが、現在の楽天モバイルユーザーとしては低価格が魅力で選択したユーザーがほとんどだと思います。キャリア誕生で格安SIMのサービスが改悪されると困ります。
新キャリア誕生となると、MVNO事業からはじきに撤退なんてことにならないかも不安です。新キャリアは新会社を設立するとのことなので、楽天モバイルを運営する楽天株式会社とは別会社ということになります。同じ楽天でもキャリアと格安SIMで住み分けして行くのかもしれませんが、このあたりは今後要観察ですね。
また、上記で説明したMVNOの仕組みからもうひとつ不安がよぎりました。
現在、楽天モバイルはドコモの回線でMVNOを展開しています。しかし、楽天がキャリアを持つとなると、将来的に楽天モバイルも楽天新キャリアの回線を利用することも自然に考えられます。
しかし、携帯事業に参入したばかりの楽天新キャリア回線とドコモ回線では、どちらを利用したMVNOが質が高いか、、、はどうしても考えてしまうところですね。
新キャリアと現楽天モバイルとの展開の関係についてはまだ発表されていませんので、これからの発表に注目したいと思います。
また、新キャリアの方は楽天市場とのサービス連携をどのように展開して行くかも楽しみです。
ちなみに現在楽天モバイルユーザーは、楽天市場の買い物時にポイント付与がプラス1倍になります。このように、楽天市場を利用した時の特典が新キャリアではどうなるかは非常に興味深いです。私は楽天モバイルユーザーかつ、楽天市場のヘビーユーザーでもありますので。
楽天新キャリアのサービス開始は2019年!
公式発表によると、楽天の新携帯キャリアは2019年にサービス開始を目標にしているそうです。
まだ一年以上先ですが世の流れ的には早いサービス開始だと思うので、楽天モバイルとの関係の急展開はないかもしれませんが、今後の展開に注目していきたいです。
今の楽天モバイルの格安の良さはそのまま残していただきたいと切に願います。